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A1  ·  四つの格  ·  約3分

格の全体像

四つの格をひと目で

名詞の四つの役割と四組の形――そして、どれよりも先に覚える価値のある表が一つ。

このトピックで使う単語15

このトピックの例文と練習問題に出てくる単語で、学習ルートではここで初めて登場します。

  • der Lehrer教師、先生
  • die Aufgabe任務、課題;練習問題
  • sehen見る、見える
  • geben与える、渡す
  • der Mann男性、男;夫
  • der Apfelりんご
  • das Auto車、自動車
  • der Nachbar隣人、近所の人
  • die Türドア、戸
  • werだれが
  • suchen探す
  • wenだれを(4格)
  • essen食べる
  • der Junge少年、男の子
  • fragen尋ねる、聞く

単語カードで練習する · 1単語カードで練習する · 2

理解する

これだけは覚える位置ではなく冠詞を読むこと――冠詞はドイツ語の助詞です。

目印になる語
  • der
  • den
  • dem
  • des
  • die
  • das
  • wer
  • wen
  • wem

形

形の対照表

すべての形を一つの表にまとめました。まず各形が何を表すか、次にドイツ語の形が並ぶので、そのまま比べられます。

1格(Nominativ)――男性、女性、中性、複数der / die / das / die
4格(Akkusativ)――男性、女性、中性、複数den / die / das / die
3格(Dativ)――男性、女性、中性、複数;複数では名詞に-nがつくdem / der / dem / den
2格(Genitiv)――男性、女性、中性、複数des / der / des / der
四つの格すべてで形が変わるのは男性だけder -> den -> dem -> des

ルールをひとつずつ

このトピックで扱う形その形を使う合図になる語

  1. 1格は「だれが・何が」に答えます。

    Der Lehrer erklärt die Aufgabe.先生が課題を説明します。

  2. 4格は「だれを・何を」に答えます。

    Ich sehe den Lehrer.私は先生を見ます。

  3. 3格は「だれに・だれのために」に答えます。

    Ich gebe dem Lehrer das Heft.私は先生にノートを渡します。

  4. 四つの格すべてで変わるのは男性単数だけです。女性と中性はずっと変化が少なく、それが頼りにすべき事実です。

    das Buch, das Buch, dem Buch, des Buches本が、本を、本に、本の

例文

Der Hund sieht den Mann.犬が男を見ています。

Den Hund sieht der Mann.男が犬を見ています。

Die Frau gibt dem Kind einen Apfel.その女性は子どもにりんごを1個あげます。

例文をさらに10文見る

Das Auto des Nachbarn steht vor der Tür.隣の人の車がドアの前に止まっています。

Wer sucht wen?だれがだれを探しているのですか。

Der Junge liest ein Buch.少年が本を読んでいます。

Ein Buch liest der Junge.少年が読んでいるのは本です。

Ich danke dem Arzt.私は医者にお礼を言います。

Er hilft der Nachbarin.彼は隣の女性を手伝います。

Das ist das Fahrrad meiner Schwester.それは私の姉の自転車です。

Wem gehört die Tasche?そのかばんはだれのものですか。

Wen hast du gefragt?きみはだれに聞いたの?

Der Hund des Nachbarn bellt die ganze Nacht.隣の家の犬が一晩中ほえています。

日本語話者がつまずきやすいポイント

注意

日本語では助詞が役割を示すので、語順が変わっても迷いません。ところが英語を先に学んだ人は「最初の名詞が主語」という癖を持っていることが多く、Den Hund sieht der Mannを「犬が男を見る」と逆に読んでしまいます。ドイツ語の冠詞は日本語の助詞と同じ仕事をしていると考えましょう。derは「が」、denは「を」です。まず冠詞を読み、それから名詞を読みます。

誤り:Den Hund sieht der Mann. — Der Hund sieht.
正しくは:Den Hund sieht der Mann. — Der Mann sieht.

ちょっと確認

ウォーミングアップ:2問、答えはすぐに出ます。学習状況には記録されません。

練習

このトピックの練習問題は4問です。答えはブラウザの中で判定され、あなたの端末の外には出ません。

自分で書いてみようこのテーマの文4個。入力して、すぐに添削。

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くわしい解説

すべて読む・約1分

格とは、名詞が文の中でどんな役割をしているかを示す印です。ドイツ語には四つあります。1格(Nominativ)は主語で、日本語の「が」「は」にあたります。4格(Akkusativ)は直接目的語で「を」、3格(Dativ)は間接目的語で「に」、2格(Genitiv)は所有を表し「の」にあたります。2格は話し言葉ではいちばん出会うことが少ない格です。

印が名詞そのものにつくことはほとんどありません。名詞の前の冠詞に、ときには形容詞につきます。Der Mannは何かをする男性、den Mannは何かをされる男性です。名詞は動いても変わってもいません。前にある小さな語の3文字がすべての仕事をしました。日本語なら「男が」と「男を」の違いが、ドイツ語では冠詞のderとdenの違いになります。

そのためドイツ語の語順は、自由に見えて実は自由ではありません。Den Hund sieht der Mannは「男が犬を見る」という、ごく普通の文です。犬を強調のために前に出しただけです。日本語でも「犬を男が見る」と言えるのと同じで、だれがだれかを決めるのは位置ではなく、冠詞の形です。

知っておきたいこと1
  1. 知っておきたいこと

    日本語との比較:助詞と冠詞

    日本語の助詞はどの名詞にも同じ形でつきます。「犬が」「猫が」「本が」。ドイツ語の冠詞は性によって形が変わるので、「が」にあたるものがder、die、dasの三つあり、「を」にあたるものもden、die、dasです。つまり名詞ごとに性を知らないと「助詞」が選べません。名詞は必ず冠詞といっしょに覚えましょう。der Tisch、die Lampe、das Buch。

このページに出てくる動詞の活用: sehen · geben · stehen · erklären · suchen

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